22年ぶりに封印が解かれた 後編
こんにちは、ざわわです。元凶の話の続きです。
帰省直前、姉から一枚の写真が送られてきました。
いいから開けんなや!!!『こんな感じだよー』じゃねえわ!お気遣い心痛み入ります!
十代反抗期まっさかりみたいな口調になりそうなところをぐっとこらえて『うわー汚いね(笑)そのままにしててー(笑)』笑い多めに冷静装って返信します。既読にならない。頼む読んでシスター。
画像は秒でDLして隅々ズームで確認。上から2段目の雑誌の切り抜きらしき塊と最下層の段ボールから妖気がビンビン来てますが、とりあえず目に付くところにお腐れ様はおられない様子。22年前の私にもほんの少しは常識はあったみたいです。いや、ない。あったなら年度末の忙しい今時期、北に針路とってない。
帰省。姪っ子のハグやご馳走で歓迎してもらっても心ここにあらずです。
おめーらまさかあの封印されし祠(クローゼット)に手を出してはおるまいな…疑心暗鬼になりましたが、もとより評判のずぼら一家、頼まれてもいない掃除はしていない様子でした。
夕食後『私の事は気にしないで~(笑)ひとりでのんびりやるから~(笑)』でやんわりと人払いし、ようやくサブカルアングラ腐りぎみなアイテムと対面。
表面は当たり障りのないマンガや雑誌で覆われていても、ちょっと掘ればあーあーあーなアイテムがわんさかでした。
今回こそクシャナ王女よろしくすべて薙ぎ払うつもりだったのですが、
懐かしい。。。
すべてが私の青春時代を彩ったアイテム、20年以上たった今でも心ときめいてしまうトゥクトゥーン
でも明日早くにはもう戻らねばならない。そして寒くない?風呂は?ケーキあるよ!とちょいちょい侵入してくる優しい家族の存在を考えると読んでいられない。この人たちにBL読んでるババアの姿なんて見せちゃいけない。
それなら道はひとつ。東京の自宅に持って帰るしかない、のでレッツ梱包。
いらないものや状態が悪いのは廃棄、一部リサイクルできそうなやつは今回も保留。
もう一度目を通しておきたいものやちょっとでも怪しそうなのは未確認で、もりもり梱包していたら結構な量になり、郵送に5000円以上かかりました。片腹痛いわリアルに。
廃棄した中で一番悩ましかったのは、高校の美術で彫った多色刷りの木版画の原板です。そんなすごいもの作ったっけ?作品名は「夕日と老人と犬」。え、なに枯れ専?JKならもっとかわいいのつくりなよ!原板から漂う良いアングラ感に20年の時を超え再び刷ってやろうかとも思ったのですが『それいる?』の姉のひとことで冷静になれました。Dump!
後日到着したのがこいつらです。
ざっとみて内訳
- 普通のマンガ 4割
- ガロ系 2割
- BL系 2割
- 演劇関係 1割
- その他 1割
ちょっと面白そうなものもあるのでそこらへんを今後ゆるゆるとまとめます。
そして最終的には廃棄=供養。
とにかくこの弾丸帰省により封印の祠(クローゼット)は浄化されたので、実家の家族に感謝と今後の幸運を祈りました。そして東京の私の部屋は絶賛カオス。