1990年頃のガロ発掘
こんにちはザワワです。22年ぶりに開いたクローゼットの中からガロの切り抜きも発掘されました。
ガロは青林堂刊行の月刊誌で、異色、変態的、詩的、耽美、エロ、グロなヤバい漫画雑誌でした。一応今のアックスが気風を引き継いでいるのかな。歴史が長いので特色も時代によって変わるのですが、私が購読していたのはガロ後期で、Nerdsやアングラな感じを残しつつも若い感性を取り入れて生き残ろうとしていた感じがします。
性的表現、差別、エロ、グロなんでもありなのでBLとはまた別の意味で要隠ぺいアイテムでした。こちらも読了後は心に刺さった作品だけを残してはさみちょきちょきからのDumpの刑です。ガロ掲載の作品は単行本とかになるほうが少ないのでとっておいてよかった!グッジョブ少女時代の私。
大越孝太郎さん
だいっっっっすきな作家さんです。内容といい絵柄といい私の人生の地軸をずらされた作家さんの一人です。まあ見開きの素晴らしい事!!!!全作品とも猟奇です。
単行本化されていない「星にねがいを」を久々に読めて感動&枯渇。
いろいろ不定期で描かれているんですがもろもろ完結してないです。いつまでも待ちます。いつまでも。いつ…
ものっすごい気の長いブログをかかれてます。
津野裕子さん
ガロ後期、復刊後をささえた作家さんですね。綺麗で丁寧な線が大好きでした。ストーリーもふとした一瞬の空想のような、逆にリアルな夢のような感じがあって素敵でした。ボーイスカウトの話が好き。いまはもう描かれてないのかなー。
松本充代さん
手元に残っていたのは「極上の愛」数話分。綺麗な絵で辛辣なストーリで大好きでした。この話最後まで読みたいなー。あと初期の単行本が電子書籍化されてるみたい。電子書籍万歳。
JERRYさん
ストリート色強いシャレオツな絵柄。内容は不条理かつ詩的。当時、センスの良い美大生のクロッキーみたいなマンガが注目されてた気がします。魚喃キリコさんとか。この方は検索しても情報でてこないですね。20年たった今、どんな作品を描くのかみたい!
やっぱりガロ面白いなー!読み物がごっそり捨ててあるのが残念。後期は映画とか障がい者プロレスとか意欲的な特集してたのを思い出しました。また読みてぇ!
ガロから切り抜いて保存していたこれらを自炊完了。合掌!